ブログ運営は、自分の頭で考え、自分の言葉で綴ることの繰り返しです。
そのため、友達がいなくてもブログ運営は行えます。
しかし、ブログの醍醐味は友達づくりにあると言えます。
いろいろな人たちとの関わりの中で、新しい価値観と出会い、自分の世界が広がっていく。それは、とても楽しい過程です。
そんなブログの楽しみ方を、多くの人たちと共有できればと思い、この記事を書くことにしました。
記事作成にあたっては、私が入っているABCオンライン同期生(2021年7月生)の方たちのブログ記事を参考にさせていただきました。
協力していただいた皆さんに感謝し、こういった企画が行えるのも仲間あってのことだなと思っています。
(いずれもABCオンライン7月同期生)
大半のブログは1年以内に更新がストップする
少しデータは古いのですが、総務省 情報通信政策研究所が2009年に行った「ブログの実態に関する調査研究」という統計があります。
ここでは、「継続的に更新されているブログ(1ヶ月に1回以上の頻度)」を「アクティブブログ」、「継続的な更新が行われなくなったブログ」を「非アクティブブログ」、ウェブ上からなくなったブログを「削除ブログ」としています。
ある月に開設されたブログが12ヶ月後にもアクティブである割合は「12箇月更新継続率」と呼ばれていますが、アンケート調査によると「12箇月更新継続率」は約4割。
10人中6人が、1年以内にブログ更新をストップしています。
当時と今とではブログ環境が大きく異なっていますし、ブログ仲間の間では「1年継続できるのは1~2割程度」と言われることもあります。
これらの数値の信憑性はよく分かりませんが、ブログ継続が難しいことだけは確かです。
忍び寄る「魔の3ヶ月」
ブログを開設した当初は、誰もが高いモチベーションを持っています。
ブログ開設だけでも一苦労のため、モチベーションが高くなければ最初の一歩すら踏み出せないためです。
しかし、開設から3ヶ月くらいたつと、多くの人にモチベーションの低下が見られます。
これが「魔の3ヶ月」です。
上記で紹介した「ブログの実態に関する調査研究」によれば、「ブログ更新を止めた理由(複数回答)」として多かったのは次の3つです。
- 更新する時間がなかった(35.6%)
- 書くことがなくなった(25.5%)
- サイトの管理(コメントの確認・テンプレートのカスタマイズなど)が面倒になった(22.8%)
ブログ開設まで行えても、継続するためには「時間」「ネタ」「情熱・忍耐」が必要になります。
これらの一つでも欠けると、たちまちブログの更新は止まってしまいます。
また、特に収益化を目指している人たちからは、次のような声も聞かれます。
- PV(ページビュー:閲覧数)が増えない
- 思ったように収益が得られない
成果を求めてブログを始める場合、その成果が目に見えないとチベーションの低下を招いてしまうようです。
ブログは気軽に始めて気軽に続けられそうなイメージですが、継続するには意外と困難が伴います。
そのため、最初の3ヶ月を乗り切れるかどうかが一つの大きな試練と言えます。
ブログのモチベーションを維持する方法は?
モチベーションの低下がブログ更新を阻む大きな要因だとすれば、いかにしてモチベーションの低下を防ぐかということが課題になります。
一方で、「ブログを続けるのにモチベーションは関係ない」という考え方もあります。
習慣化できるかどうかが一つの鍵
例えば、アリナさんは『【ブログ初心者必見】ブログを書くモチベーションを維持する3つのコツ』という記事の中で、「ブログを書くのにモチベーションは必要か?」との問題提起に対し、「結論から言うと、モチベーションは必要ありません」と言っておられます。
その上でアリナさんは、モチベーションがなくても記事を書き続けるために、次の3つをすすめておられます。
- ブログを書く習慣をつける
- 誰かと一緒に書く
- 自分の好きなことや興味があることに積極的に取り組む
忙しい日々の中でも、ブログを書く習慣を身につけることが大切という考えには、私も大いに共感します。
習慣化することの大切さについては、ぷくりりさんも『ブログのモチベーションが続かない?そんな時はこの解決策3選!』の中で強調しておられます。
「毎日の歯磨き」習慣の例は、とても分かりやすいです。
「習慣化されているものは、モチベーションがなくても継続できる」というのは、確かにそのとおりですね。
また、ぷくりりさんは、ブログを習慣化するため次の2つを実践されているそうです。
- アラームをセットする
- ルーティーンの中に組み込む
たとえ短時間でも、ブログを書くことが日々の生活の中に溶け込めば、モチベーションに左右されることなく継続できます。
一方で、ブログをルーティーン化することは意外に難しい気もします。
ぷくりりさんは、モチベーションを維持する方法として、次の2つもすすめておられます。
- 成功談を聞く
- 仲間を作る
ブログで何らかの成果を求める場合には、「成功談を聞く」ことも一案です。
目指すべき自分の姿をイメージすることは、モチベーションの向上に役立ちそうですね。
また、仲間を作る大切さについては、後ほど取り上げます。
誰かから助言をもらえるのは心強い
先人に学ぶことや仲間づくりの大切さについては、ぷりんさんも『ブログ超初心者向け ブログ継続に最重要3つのポイント』の中で強調されています。
ぷりんさんは、ブログを続けるポイントとして次の3つを挙げておられます。
- ブログは”楽ですぐに収益が上がる”という思いは捨てて1年頑張るカクゴをする
- ブログ師匠に学び、仲間を見つけ、初期投資する
- ブログ時間を毎日同じ時間に固定する
記事の中では、習慣化させることの大切さに加え、誰かにコーチングしてもらう必要性についても述べておられます。
サッカーの練習を例に、ブログでも「コーチや先輩に基本を教えてもらう」「うまく行かないところは指導してもらう」といったプロセスを踏むといいのではないかという考え方です。
ブログは孤独な作業だけに、誰かから助言をもらえるのはかなり心強いサポートとなりそうです。
ブログの目的を明確にする
ブログを継続できないのは、実際のところ、かなり複合的な理由によるものでしょう。
小花絵里(おばなえり)さんは、ブログ更新を休んでいた自らの体験談も交え、『ブログが続かない7つの理由とは?無理なく続けるコツもご紹介!』の中で、ブログ更新はなぜ難しいのか、どうすれば継続できるのか、様々な視点からまとめておられます。
小花絵里さんが、ブログが続かない理由として挙げておられるのは次の7つです。
- ブログを書くのに時間がかかる
- はじめは誰にも読まれないことが多い
- PV・収益の結果が出るまでに時間がかかる
- 孤独な作業が続く
- ブログは簡単にやめやすい
- ネタ切れして何を書いたらいいかわからなくなる
- ブログの優先順位が下がる
気軽に続けられそうなブログのイメージとは異なり、継続するには多くの壁が立ちはだかります。
何らかの成果を目指してブログ運営を行う場合は特に、ブログ記事一つひとつを丁寧に仕上げる必要がありますし、成果が見えない中で作業を続けることは精神的にきついものです。
小花絵里さんは、ブログを無理せず続けるコツとして次の5つを挙げておられます。
- ブログを運営する目的を明確にする
- 他人と比較せず、自分のペースで続ける
- はじめはPV・収益を気にせず運営する
- ブログのネタになりそうな話題はメモしておく
- ブログ仲間を作る
どれも大切なことですが、ここで特に触れておきたいのは「ブログを運営する目的を明確にする」という視点です。
このことに関しては、前述のぷりんさんも触れておられます。
ブログの目的をはっきり定め、その実現のために戦略を考え、課題を一つずつクリアしていくというプロセスは、ブログ継続のために欠かせません。
しっかりした羅針盤を持つことで、周りの人たちに惑わされることもなくなります。
自分自身の目的や目標に照らし合わせて、どこまで到達できているか? その一点に照準を合わすことで、精神的な浮き沈みも最小限になりそうです。
また、 小花絵里さんを含め、皆さん共通して言われているのが「ブログ仲間を作る」ことの大切さです。
なぜ、ブログ仲間は大切なのでしょうか?
ブログ仲間が大切なのはなぜ?
ブログ仲間の大切さについては、皆さんの言葉を借りることにします。
執筆するのも1人、読者もいない、フィードバックもない…という状態は、最初はモチベーション高く頑張れても、中々モチベーションを維持することは難しいです。
仲間がいると刺激を受けますし、仲間に宣言して後に引けない状況に自分を追い込むのもいいですね。
ぷくりりさん『ブログのモチベーションが続かない?そんな時はこの解決策3選!』から引用
ブログ運営は孤独な作業です。
そのため、一人だとどうしても継続が難しくなります。
一方、ブログ仲間がいると、情報交換や交流をすることで刺激を受け、モチベーションを維持しやすくなります。
また、ぷくりりさんが言われているように、仲間に宣言することで、目標に向けての強い動機づけを行うこともできます。
ブログは孤独な作業が続きます。
1人で続けていると、「本当にこれでいいのかな…?」という不安を解消しにくいですよね。
私は、ブログを無理なく続ける最大のコツは、ブログ仲間を作ることだと思っています。
他の人のお悩み相談や運営報告を見ると、「私も頑張ろう!」とモチベーションアップにつながりやすいでしょう。
小花絵里さん『ブログが続かない7つの理由とは?無理なく続けるコツもご紹介!』から引用
ブログはSNSと性質が異なるため、読者からの反応が得にくいというデメリットがあります。
読者の反応を示す主たるバロメーターはPV(ページビュー:閲覧数)なのですが、ブログ開設当初はこのPVがなかなか増えません。
糠に釘の状態では、どうしても意気消沈しがちです。
そんな時、仲間の頑張りを見ることで、自分を奮い立たせることができます。
小花絵里さんが言われているように、「私も頑張ろう!」と思えるのは、仲間がいてこそですね。
1人でブログを書くのが続かない場合、ブログ友達を作って一緒に書くのがおすすめです。
1人だとだらけてしまったり、誘惑に負けてしまったりすることがありますが、友達と一緒に取り組むと励まし合えるため、続けやすくなります。
アリナさん『【ブログ初心者必見】ブログを書くモチベーションを維持する3つのコツ』から引用
一人だとくじけそうなことが多くても、誰かと励まし合うことで頑張れるということは、皆さんにも経験があるのではないでしょうか?
アリナさんがおすすめされているように、誰かと一緒に書くだけでもブログ作業が楽しくなります。
皆さんの声を拾っていくと、ブログ仲間をつくることのメリットは非常に大きいことがよく分かります。
ブログ仲間を作る方法は様々です。
SNSの活用や、当サイト(ブログ仲間ドットコム)を活用するのも一案です。
ブログ仲間ドットコムには、公式チャット(LINEオープンチャット)もあるため、そういったものを活用するのもいいですね。
また、オンラインサロンを活用する方法もおすすめです。
オンラインサロンは数多くありますが、その中の一つ「ABCオンライン」の体験談については、咲月さんのブログ記事『ABCオンラインは初心者ブロガーでも継続できる環境が整っている【モチベーションアップに最適】』が参考になります。
咲月さんの記事には、ブログ更新を停止してしまった過去のことや、「仲間を作ったこと」でブログ継続が行えている現在の体験談が綴られています。
オンラインサロンに入るメリットとしては、以下のようなことを挙げておられれます。
- ブログの基礎知識が学べる
- 先輩ブロガーに直接質問できる
- 自分の記事のFB(フィードバック)を受けられる
これらに加え、咲月さんは次のようにも述べておられます。
- なにより私のモチベーションになっているのは約200人の同期の存在です
- ブログ仲間とお互いに感想を言い合ったり、更新を報告しあったりすることが今の私も楽しみになっています
仲間と一緒に何かをすることはとても楽しいです。
私も、咲月さんと同じABCオンライン同期生として、楽しく参加しています。
咲月さんの記事の中では、同期生の人たちがどのようなブログ記事を書いているかについてもまとめておられます。
各々が書いている記事ジャンルはバラバラですが、「ブログ」という共通目的があることで一体感が持てます。
ブログ仲間とブログ友達の違いは?
「ブログ仲間」と似た言葉に、「ブログ友達」があります。
私の周りでは「ブログ仲間」という言葉を使っている人が多い印象ですが、「ブログ友達」という言い方も決してマイナーではありません。
そこで、「仲間」と「友達」の意味を広辞苑で調べてみました。
なか‐ま【仲間】
①ともに事をする人。同じ仕事をする人。また、その集り。同類。伴侶。たぐい。
②近世における商工業者の独占的な同業組合。株仲間。
『広辞苑』から引用
①の内容からすると、「ブログ仲間」とは、ともにブログ運営をしている人といった意味になりますね。
とも‐だち【友達】
親しく交わっている人。とも。友人。朋友。元来複数にいうが、現在は一人の場合にも用いる。仁賢紀「―有りて其の意を悟らずして」。「遊び―」
『広辞苑』から引用
一方、「友達」に関しては、親しいかどうかがポイントになります。
「友達」という言葉には、心理的な距離の近さという意味合いが強いということです。
そのため日常生活の中では、「仲間」という言葉よりも「友達」という言葉を使う場面が多いように感じます。
例えば「友達と一緒にランチへ行ってきた」といった言い方をします。
SNSでも「LINE友(LINE友達)」「ツイ友(ツイッター友達)」といったように、「友達」と称することが多いです。
一方、ブログ運営をしている人たちの間では「ブログ仲間」という言い方がポピュラーです。
その理由を考えると、「仲間」という言葉には、一つの目的を共有する人たちという意味合いが強いのではないかという気がします。
例えば日常生活の中でも、「仲間全員で力を合わせて頑張ろう」といった言い方をしますね。
そう考えると、ブログ運営者には目的志向の人が多いのかもしれません。
ブログ友達が増えると、もっと楽しい!
ブログ仲間の存在は、本当に心強いです。
一緒に頑張れる仲間がいることのメリットはすでに述べたとおりですが、仲間であると同時に友達にもなれたら、もっと楽しくなるに違いありません。
「仲間」だからと言って、必ずしも全員と仲良くなれるわけではありません。
「ブログ仲間」の中でも、気が合う人と合わない人というのは多分あるでしょう。
コミュ障である私にとっては特に、みんなと仲良くすることのハードルは高いです。
その一方で、みんなと「友達」になれたらいいなという気持ちもあります。
同じブロガーさんと会っておしゃべりするのは、やっぱり楽しいです。
一緒におしゃべりしたり、ご飯を食べたりするのはいい思い出にもなります。
「ブログ」という共通の話題があるのもいいですね。
ABCオンラインの「2021年7月入会メンバー専用」ルームでは、ブログの添削会をしてくださる方、重要な内容の過去ログを作ってくださる方、日々の通信を作ってくださる方などもいて、皆さんの頑張りに頭が下がります。
また、オンラインの集まりや飲み会を積極的に企画してくださる方もいます。
現在はオフ会の企画が持ち上がっており、「何か美味しいものをみんなで食べたいな」といった話も出ています。
ツイッターやLINEなどのSNS、オンラインサロンなどに限らず、多くの人たちとの交流を通じて「友達」が増えればいいなと、私自身は思っています。